皆様おはようございます!こんにちは!こんばんは!
Dr.トレーニング下北沢店スタッフの備瀬魁斗(ビセカイト)です。
今回も『トレーニングに役立つ運動生理学』について紹介します。
前回は筋肥大についての2つの要素の1つである「筋繊維の面積」について紹介しました。
今回はその続きでもう一つの要素となる「筋線維数」について紹介します。
筋肉の大きさを出す為には「筋線維の平均横断面積×筋線維数」で表せると前回載せたと思うのですが、覚えていますか?
筋線維数を増やす為には何をすれば良いの?
答えは簡単、ウェイトトレーニングを行うことです。
筋線維について詳しい話をします。
筋線維になるまでの成長の段階は大体3つあります。
その成長の段階として、筋芽細胞→筋細胞→筋管→筋線維の順番で進んでいきます。
筋芽細胞とは、筋肉の元となる細胞のことです。
この筋芽細胞が細胞分裂(増えること)をすることによって筋細胞となります。
その筋細胞が集まったものが筋管と呼ばれるものになります。
筋管は新しい筋線維を作ったり、元ある既存の筋線維と融合(合体)することができます。
この上記の流れで筋線維は形成されています。
筋線維の成長はまだお腹の中にいる時から始まっています。
筋線維の成長は生まれた時にはほとんど完了してしまいます。
お腹の中にいる時の筋線維の構造は大人になってからのものとサイズが小さいこと以外は同じものと言われています。
生まれた時に筋線維の成長がほとんど終わっているってことはもう筋線維の成長はすることはないんじゃないかと思いますよね?
ところが、そういうわけじゃないんですよ!
筋線維の表面を見ると、ところどころに筋線維とは異なるものが存在しています。
その異なるものとは、「衛星細胞」と呼ばれるものです。
この「衛星細胞」は筋線維になれなかった筋芽細胞から細胞分裂したものです。
筋線維になれなかったからと言って、『ただの出来損ない』だと思う方もいると思いますが、答えをそんなに先走ろうとしないでください!
その衛星細胞は「眠れる筋芽細胞」と呼ばれるものです。
なぜ、「眠れる筋芽細胞」と呼ばれているの?と思いますよね?
それは衛星細胞が筋芽細胞と同じ道のりをたどり成長していくからです。
衛星細胞は、何らかの眠りから覚める原因があるので、その眠りを覚さないことには筋線維にならないです。
なので、筋肥大したい人はその眠りを覚ます為にトレーニングなどでいろいろな刺激を与えてみてください。
最後に筋線維の増加について残念な話をします。
ウェイトトレーニングで筋線維は増加しますが、増加する割合はほんの数%なのであまり期待はしないでください。
筋線維の数は生まれる前からほとんどがすでに決まっています。
しかし、そこで落ち込まないでください!
筋線維はそこまで増加させることができなくても筋線維の面積は大きくすることができるのでトレーニングに励んでいきましょう!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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